影響力はそれなりにある

SonicStage for LISMOという形

SonicStageと呼ばれるアプリケーションソフトもまた様々な変化を遂げている。11年という長い時間を掛けて変貌していき、課題として挙げられていたバグなどを改善しつつ、現在のx-アプリへと続いていくわけだが、その歴史を追っていくと忘れてはならないことが一つある。それは『SonicStage for LISMO』というソフトの存在だ、名前だけなら聞いたことがあるという人もいるだろう。もしくは実際に使用していた人もいるかもしれないが、これは携帯電話キャリアのauとコラボレーションして開発されたもので、KDDIサービスとして現在も配信されている『LISMO』となっている。

このアプリケーションはauの携帯電話向けに開発された専用のアプリケーションソフトとなっており、機種にプリインストールされているため、ウォークマンを持っている人達にしてみればどうしてだろうかと、何故だかauキャリアの人に対して優遇されているような感覚に苛まれたことがあるだろうと思う。

SonicStageののソフトそのものが完全に提供終了となってしまったため、こちらのサービスも終了となったが、キャリアの人達からしたらそれなりに好評を博していたといえるものだ。

搭載されている機能

音楽ダウンロードソフトとしては、それまでLISMO用のソフトウェアとして配布されていた『au Music Port』の上位バージョンという風に位置づけられたソフトとなっており、通常のSonicStageを基本とした機能を利用することが出来るようになっている。携帯電話で使えるとあって、当時はまだアイフォンとスマホが登場して間もない時期だったこともあり、主にコンテンツとして楽しめるのは『着うたフル』やレコード会社が提供したビデオクリップ集などを視聴することが出来た。

しかしそうした携帯電話でダウンロードした着うたフルの音楽を携帯だけで利用するのではなく、ウォークマンに転送することができるという機能も搭載されており、ウォークマン共々利用することが出来るという意味では、電池使いには優しい用途となっている。反対に、パソコン上から取り入れた楽曲を着うたに加工することで携帯にインストールすることが出来るということも出来たため、楽しみ方は色々だった。

音楽だけを楽しむのではなく、このアプリを利用することによってダウンロードした動画ファイルについても携帯に転送することで、映画などを楽しめる。

可愛らしいキャラクターと共に、現在も姿を変えて稼働中

LISMOといえば何といってもイメージキャラクターとなっている『リスモくん』の存在は、外せない。ヘッドフォンをつけているその姿は宣伝としては十分すぎる影響力を持っていたため、auを持っていれば携帯で音楽でも、映画でも、何でも楽しむことができるという印象が根付いたといって過言ではない。またこれが意味するところは、ウォークマン本体無くとも携帯電話一機だけあれば十分事足りることも意味しているといって過言ではない。

実際にどのような使われ方をされていたかは知るのは少しばかり難しいので良いとして、その後はSonicStage終了と共にLISMOも『x-アプリ for LISMO』へと様変わりするのだった。SonicStage本体のサービスは2012年まで続いていたが、auのLISMOに関していえばx-アプリが登場したことによって、完全にそのソフトの役目を移項すると共にサービスを終了することになる。切替の速さだけなら抜群といったところだが、それだけKDDIとソニーの繋がりが強かったとも見れる。